美容師にとって、実はサロンワークって「ここはどうする? こうしてみよう!」 の自問自答の繰り返しなんです。お仕事中の美容師の目線を盗み、頭蓋骨を割って、ひらめきと決断の数々をあらわにしてみました。今回は、東京・渋谷の『macaroni coast』川辺辰郎さんに密着!
サロンワークの一連の流れはこちらの動画からチェック。
速度制限中のあなたは、こちらから写真で追いかけて。
▲もう7、8年の付き合いになるという川辺さん(右)とお客さまの青山さん。前回からピンクの髪色を楽しんでいるそう。「髪伸ばしてる?」と尋ねられると「いえ、短いのが好きです」と青山さん。
▲まずはヘアカラーから。既染部は約13レベル。新生部が伸びているので、この辺までアルカリカラーを使って明るさをグラデーション状にします。
▲ベースカラーはピンクの11レベルと9レベルを3:1で。最初は根元を空けておき、二巡目に塗り直します。
▲二巡目は根元も塗って……、さらにこう、ハケをシャシャッと掃って、毛先と中間の境目をぼかします。
▲そして、表面はランダムに毛束を取って毛先まで塗ります。
▲どこを塗るかは、髪の落ちる位置を踏まえて、明るい毛束が欲しい所に。
▲内側は、全体にベースカラーを薄く塗ってリフトアップしておきます。
▲15分ほど放置して流しました。うん、ツヤツヤ。
▲ここから、塩基性カラーへ。最近は、同系色の多色使いが人気です。今日はピンクのバリエーション。単品、薄めたもの、グレージュを混ぜたもの、赤、の4種を使います(写真はグレージュを混ぜる前)。
▲表面は、先ほどベースカラーを塗らなかった中間〜毛先を中心に。ランダムに、太めの毛束を取ってホイルワークします。
▲ここは2色を塗り重ねよう。
▲顔周りは薄ピンク。
▲ホイル以外は、最も薄いピンクを重ねます。
▲塗り終わり。表面にホイルワークをするだけで、凝ったデザインができあがります。
▲カットはフォルムを整える程度に。サイドの前下がりラインがあいまいだな……。
▲まずはここから、ブラントで切り進みます。
▲バックまで、前下がりのウエイトラインをつくります。左側も同様です。
▲次にバックから、ウエイトラインとネープ以外のアンダーをグラでつなげます。
▲サイドへ進むにつれパネルを倒して、耳後ろで段差を収束。
▲ほら、良い感じに収まっています。
▲続いて、いったん毛量調整。グラの角度で中間から毛先を削ぎます。ここでは、大まかに量感を取ります。
▲いったんドライ。乾かすとカラーが鮮やかに見える!
▲アンダーから順に、セニングを入れます。量感が多めなので、縦パネルでがっつり削ります。
▲ハチ周りは、横パネルでセニング。膨らみを防ぎます。
▲表面は、レイヤーを入れる感じで毛先をセニング。動きやすくします。
▲最後に、毛先をぼかしたらカット終了!
▲サイドパートにして、アイロンで内巻きに仕上げましょう。
▲トップはこんなふうに根元を立ち上げるとかっこいい。
▲全体にワックスをなじませて、毛流れを整えたら完成です!
【過去記事一覧】
サロンワーク脳内再生 大元慎一郎[BRIDGE]編はこちらから
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※本記事は、『HAIRMODE』および『HAIRMODEdigital』2018年3月号にて掲載した記事を転載したものです。