美容師にとって、実はサロンワークって「ここはどうする? こうしてみよう!」 の自問自答の繰り返しなんです。お仕事中の美容師の目線を盗み、頭蓋骨を割って、ひらめきと決断の数々をあらわにしてみました。今回は、東京・原宿の『LIM』ワタローさんに密着!
サロンワークの一連の流れはこちらの動画からチェック。
速度制限中のあなたは、こちらから写真で追いかけて。
▲えれのあさん(左)は、前回からワタローさんのもとに通うお客さまで、夢かわいいヘアカラーがトレードマーク。「先月、紫に染めました。褪色して毛先が濃いめになるように狙いました!」とワタローさん。
▲うん、狙い通り毛先にラベンダーが残ってる!根元伸びるのはや!でも今回は、根元をリタッチせず、ベースの色みを生かしてカラーリングしよう。
▲塩基性カラーを使って染めます。色が残った上からでも、HC染料より発色しやすいです。紫、ピンクを軸に、思いつくままに。
▲紫、ピンク、黄、青、ミント、青紫を選びました。色持ちを考えて、淡すぎない程度に薄めています。
▲全頭をジグザグに分けて……。
▲ネープは、毛先をミントにしようかな。
▲根元は紫を塗ります。
▲そして、境目をよくもみ込んでなじませます。
▲反対側は、黄色とピンクの組み合わせ。どうしてそうするかと言われても……。混色して汚くならないように、同系色が固まらないように、あとは思い付きです。
▲レイヤーが入っているので、動いたとき見えるアンダーの毛先は色数多めに。
▲顔周りは、寒色がかわいいかな。
▲フロントは、根元をピンクに。前から見たとき、トップからボトムにかけて、ピンクから寒色へ変化するように。
▲はい、塗り終わりました。10分くらい置いて流します。
▲乾かします。
(えれのあ)「縦とか横とか、色分けがはっきりしていると、ダサいんですよね。技術は上手でも、感覚が古いサロンだとそうなっちゃう」
(ワタロー)「それ分かる。境界線を出したくないんだよね」
▲カットは、メンテナンス程度ね? いつも巻いているから、前髪は長めがいいだろうな……。
▲前髪をほんの少しだけ切って……。
▲両端をちょっと切り込んで、サイドに重なるラインをつくります。
▲ストロークカットで丸みを出しましょう。
▲あとは、アウトラインを整える程度に。……さすがに枝毛が多いな。
▲表面に出る枝毛を切って、なめらかに。
▲いつも巻くよね? 今日は、内側のカラーも見えやすいように、横波をつくります。
▲ポイントとなる前髪の両端は、外側へ巻いて……。
▲サイドへ流れるように仕上げます。
▲ワックスにオイルを混ぜて、なじませます。
▲お、いいんじゃないでしょうか。次はちゃんとリタッチしようね!
【過去記事一覧】
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※本記事は、『HAIRMODE』および『HAIRMODEdigital』2017年12月号にて掲載した記事を転載したものです。