
ヘアカラーの施術にダメージはつきものだが、そのダメージをいかに抑えられるかは、 美容師の手腕にかかっている。不要なダメージを減らしつつ、希望の仕上がりをかなえるための考え方を整理しよう。

Design.1
hair color:Hideki Kabai [norm]
hair design:Marina Takeuchi [norm]
make-up:Marina Takeuchi [norm]
photo:Kazuki Sano [CHIYODA STUDIO]
解説:樺井英樹[norm]
人気の寒色系カラーをより洗練された印象に仕上げるためには、均一なベースづくりが不可欠。髪の状態を加味した丁寧な塗り分けでワンランク上の仕上がりへ。


硬毛で毛量と太さは普通。ブリーチの履歴があり、既染部の中間は17レベル、毛先は16レベル。新生部は2cmで、明度は5レベル。

中間はブリーチ1回、毛先はブリーチ2回。特に毛先にはダメージが蓄積しており、以前染めた寒色系のカラーの影響によるくすみが残っている。

A.新生部
寒色系の髪色に仕上げる場合、新生部の赤みが残っていると仕上がりがきれいに見えない。脱色力に優れたパウダーブリーチを採用し、既染部との差が出ないようにする。
B.既染部(中間)
既に明度が高いため、パウダーブリーチより作用がマイルドなクレイブリーチを採用し、ダメージを抑えつつ根元と明度が均一になるようにリフトアップさせる。
C.既染部(毛先)
くすんだ残留色素を除去したいが、ダメージレベルが高く中間と同様にブリーチ剤を塗布すると負担が大きいため、中間に塗布したブリーチ剤を水洗直前にコームでのばす。
紫を加えてブリーチ1回でも
緑に寄らない美しい発色に


(4/3公開予定)
理想の仕上がりから逆算するヘアカラー術|Design.2
※本記事は、月刊『HAIR MODE』2025年9月号から転載した記事です。
はじめから読む…
ライトナー・ブリーチを使い分ける! 理想の仕上がりから逆算するヘアカラー術