「おしえあうって、すばらしい。」を経営理念に、美容業界におけるコミュニケーションのプラットフォーム「soeasy buddy for beauty」を展開する(株)soeasyは、業界課題に立ち向かい活動するキーマンをゲストに招いて、サロンの未来を語り合うトークイベント「BEAUTY SALON FUTURE SESSION 2023」を、1 月 17 日(火)16 時より、東京都千代田区の axle 御茶ノ水で開催。Zoom でもライブ配信した。
同イベントは、美容業界の課題やサービス活用の事例など、参加者が情報を共有し合うことで、新たなサロンの文化を見出し、未来につなげていくという趣旨で始動。美容ディーラーのミツイコーポレーション(株)が共催している。
冒頭、主催者を代表して開会のあいさつ立った(株)soeasy beauty部・森本和希部長は「私どもはITツールを提供する企業で、コロナ禍ではオンラインのコミュニケーションが大いに活用されましたが、やはり人と人とが直接会ってお話したいこと、会ったからこそ話せることもあると思います。『soeasy buddy for beauty』のサービスを通じていろいろな方と接する中で、教育について語り合いたいという要望、そして、ユーザー同士でつながる機会をつくりたいという思いもあり、その実現へ向けて今回の企画に結び付きました」とイベントの意図を説明。今注目されるICT教育の話題に触れた上で「ICT教育の最先端=美容業界を目指したい」との意気込みを述べた。
また、セミナーではなくトークイベントであることを強調。「教育や業界の未来を語るに当たって、上下の関係をつくらず、新卒の子の発言から学ぶこともあるし、これから美容師を目指す人との会話から、今の価値観に気づくこともできる。そういう人たちの未来をどうやってつくるのかをフラットに捉えていくには、トークセッションが相応しいと考えた」と、理念である「おしえあう」精神から文化を築いていきたいと訴えた。
▲サロンとの交流の様子を紹介する(株)soeasy・森本和希氏。
当日は2部構成のプログラムが組まれ、第1部はKEYNOTEとして3人のスピーカーが登壇。最初に埼玉県で「エムインターナショナル」を展開する(有)エム代表取締役の小河原正輝氏が「創業50周年の歴史を振り返って思うこと」と題して、自身が経験した経営の危機と、そこからの再生を図った経緯を赤裸々に告白。組織としてのあり方を利益主義から従業員満足の追求へと180度方向転換する中で、「人が辞めないサロンづくりが、持続可能を目指す世の中の流れにマッチしてきた」との感慨を述べた。
▲(有)エム代表の小河原正輝氏
続いてミツイコーポレーション(株)営業パーソン部長の田中浩之氏は、「営業という接点が生み出す新しい関係」をテーマにスピーチ。美容ディーラーの役割の移り変わりについて触れ、「サロンとエンドユーザー、スタッフ同士、スタッフと経営者、経営者同士など、美容ディーラーがハブとなってネットワークを広げることで、存在価値が生まれる」と熱弁。その中でsoeasyの理念である「おしえあい」にも言及し「人は人と出会うことで磨かれ、経営者同士がふれあうことで経営者としてのスキルが高められる」との私見を述べながら、soeasyの取り組みの有効性や可能性に期待を込めた。
▲ミツイコーポレーション(株)営業パーソン部長の田中浩之氏
3人目は、西葛西で4店舗を経営する(株)PAUL代表取締役の増田佳朗氏。「おしえあイズムで生まれるキャストの笑顔が創り出す未来」を演題に掲げた。増田氏は、7年前にスタッフが全員辞めてしまい1人になってしまった過去を振り返り、「この場所で日本一のサロンをつくろうと誓いを立てた。どこでということではなく、誰と目指すかが大事」と当時の心境を明かし、新たに雇用したスタッフの夢をかなえる形で、店ごとに違ったブランディングを展開してきたプロセスを話した。今春、8人のスタッフの採用が決まっていることについて「おそらく(キャパオーバーで)入社当初は不安定な状態が続くと思う。そういうストレスを意図的に掛けることで、スタッフ全員で悩みながら成長してゆく。採用しないことは簡単だが、未来を築く上で変わらないことが一番つらい」と持論を展開した。
▲(株)PAUL代表・増田佳朗氏。
第2部のトークセッションには、第1部のスピーカー3氏にsoeasyの森中氏が加わり、同社広報エバンジェリストの小菅隆太氏のナビゲートにより、「教育」や「文化」にフォーカスしたサロンの組織づくりについて意見を交わしあった。
▲「おしえあイズム」を軸にこれからのサロンのあり方についての意見を交わし合った。
トークでは、第1部の内容も振り返りながら業界やサロン経営の課題を深掘り。参加者の質疑に応えた他、飛び入りのコメントを求める場面もあるなど、キーワードとなった「おしえあイズム」を体現できる場となった。終了後には懇親会もセッティングされ、さらに有意義な美容師同士の交流が続いた。
▲ライブ終了後の懇親会の模様。