
今、あなたの美容室に来ている人の中にも、薄毛・ムダ毛の悩みを抱えている方はいるはず。その悩みに育毛・脱毛メニューでアプローチし、美容室の可能性を広げよう。
解説/美容の経営プラン編集部
薄毛には男性型と女性型があり、メカニズムは異なるが、どちらも遺伝要因と環境要因の双方が関与していると考えられている。遺伝要因は、特に男性型においてよく取り沙汰されるが、それだけで全て決まるものではなく、生活習慣や頭皮環境などの影響も大きい。美容師からのアプローチとしては、頭皮環境を改善し、毛乳頭への血流=髪をつくるための栄養を増やすとともに、適切な育毛剤・養毛料を選択して毛母細胞の働きを活性化させることが基本方針となる。
美容室で施術可能な光脱毛は、医療脱毛のような毛根の破壊ができないため、全身脱毛ではお客さまの時間的負担が大きくなる。そこで、美容室では、「髪を切るついでに脱毛できる」ことを強みとし、数分~10分程度で終わる部分脱毛、特に「ヘアデザインの完成度を高める」というキーワードと絡め、うなじやもみあげの脱毛を推進するのが自然かつ有力だ。
カットやヘアカラー、パーマなどは、「生えてくる毛(髪)を施術する」メニューだが、育毛や脱毛は、「毛(髪)の生え方をコントロールする」メニューであり、互いに干渉せず、しかも育毛はデザインの幅を広げてくれる点も特徴。育毛・脱毛が美容室の第6のメニューとして定着すれば、売上アップに大きく貢献するのである。
| タイプ | 男性型薄毛 | 女性型薄毛 |
|---|---|---|
| 症状 | 毛周期のうち、成長期が極端に短くなることで、軟毛化して細く短くなる | 毛周期のうち、休止期の毛根が増えることで、毛髪の本数が減少し、細くなる |
| 原因 | テストステロン(主要な男性ホルモン)をもとに生成されたジヒドロテストステロンが、前頭部や頭頂部などの男性ホルモン感受性毛包と結合して、軟毛化現象を引き起こすとされる(テストステロン自体は薄毛の要因ではないと考えられている) | 更年期でのホルモンバランスの変化が主因と考えられている。ほか、重度の貧血や鉄・亜鉛不足、ストレスや生活習慣の変化などによる自律神経の乱れなども薄毛を引き起こすとされる |
| 年齢 | 男性のうち、早い人は20代後半から薄毛が顕著になり、30代で約20%、50代で40数%が薄毛になるとされる | 更年期に多発する |
| 施術のメカニズム | 毛の黒い色素に反応する光を照射して毛根にダメージを与え、毛の成長を抑制する |
| 効果 | 抑毛 |
| 施術機関 | 医療脱毛と比較すると長い傾向 |
| 痛み | 医療脱毛と比較すると弱い |
| 美容師の施術 | 可能 |
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オートマティックに生えてくる(髪の)毛に対する施術
▷
毛の生え方自体をコントロールする施術
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育毛・脱毛は美容室の「第6のメニュー」として最有力

育毛・脱毛メニューは、
『美容の経営プラン』2025年12月号で、詳しく解説!
※本記事は、月刊『美容の経営プラン』2025年12月号から転載した記事です。