パーマやストレートの提案において、複雑履歴毛への対応力はますます重要に。そこで今回は、パーマ・ストレート施術で人気を博する『Un ami』の二人がナビゲート役となり、 幅広いラインアップでサロンワークを支えるパーマシリーズ『ut-et(ウトエト)』の特徴と、現場での活用ポイントを紹介する。
photo:Sohei Yanaoka

nanako(左)
ななこ/1999年生まれ。佐賀県出身。福岡美容専門学校卒業後、『Un ami』に入社。現在、『Un ami omotesando THE2』のトップスタイリスト。
堀越太真樹(右)
ほりこし・たまき/1991年生まれ。埼玉県出身。埼玉理容美容専門学校卒業後、『Un ami』に入社。現在、『Un ami Kichijoji』の店長を務める。
| nanakoさん | 堀越さん | |
|---|---|---|
| 主な客層 | 20代〜30代 | 25〜35歳 |
| パーマ 縮毛矯正 比率 | 新規の場合 8割 (パーマ) | 8割 (縮毛矯正) |
| 複雑履歴毛 の割合 | 30% | 50% |
悩みに寄り添い、日常を楽にする武器
縮毛矯正を希望するお客さまに対しては、世代ごとに変化するクセや髪質の悩みに応えながら、やわらかい質感を提供することが大切だと言う。一方パーマにおいては、従来のクセを楽しみつつ、朝のスタイリングの時短やイメージチェンジを求める人が増えているとのこと。幅広い需要が高まる中で、髪の履歴は複雑化しており、臨機応変な対応力がますます重要になっている。
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あらゆる髪質に幅広く対応できるアイテムが必要
『ウトエト』の強みは、pHやアルカリ度、還元剤の種類に幅を持たせたラインアップ。髪の強さやダメージ、ブリーチの有無に応じて細かく使い分けができる。反応の強さだけでなく、やわらかさや収まりといった仕上がりの質感までを見据えて選定できるため、複雑履歴毛にも柔軟に対応しやすい。
ストレートでは、クセをしっかり伸ばしながらも硬くなり過ぎず、やわらかく仕上がる点がサロン内で高評価。パーマにおいても、ホットパーマ特有のパサつきを抑えられ、コールドでもリッジをキープしつつ硬くならないため、しなやかさのあるウエーブがかなう。しっとり感やツヤ感が残りやすく、ダメージを気にするお客さまにも満足してもらえる手触りに。
『ウトエト』の仕上がりを支える相棒として機能する処理剤ブランド『nent(ネント)』。組み合わせて使うことで、ダメージ毛でも質感重視の提案がしやすい。「いかにダメージを抑えられるかが仕上がり以上に満足度につながることもある」という現場において欠かせない要素であり、加えて反応臭の少なさも、お客さまの満足度を高める一因になっている。
『ウトエト』の最大の魅力は、髪の状態や理想の仕上がりに合わせて自由に設計できること。サロンワークで悩みがちな4つのシーンをもとに、その実力とオススメの使い分け方を解説する。
※総還元力は全てTG換算


堀越さん
しっかり伸ばしたいときは、やっぱり軸になるのが医薬部外品ラインですね。反応が比較的早いので時短にもつながるし、クセをきちんと整えやすい。それでいて以前使っていた薬剤より臭いが抑えられていて、お客さまの負担も小さい。僕の場合はまず『SH』をベースに考え、髪の状態に合わせて調整していく感覚で使っています。
(全て医薬部外品)

nanakoさん
コスメラインのいいところは、お客さま一人一人の髪に合わせて使えるところ。複数のアイテムを併用してパワーを調整できるのはもちろん、複合還元ならではの仕上がりのやわらかさが出るのがうれしいですね。クリームタイプとリキッドタイプがあるので粘性も操作できるし、塗り分けが必要な複雑履歴毛にも、対応しやすいなと感じます。

ウトエト コスメストレート/カール
ダメージ毛やエイジング毛まで視野に入れたスペック設計が特徴。システアミンベースにL-システインとチオグリコール酸を組み合わせることで、ストレートでは滑らかなやわらかさを、カールではしっとりとした潤い感と弾力を両立する。

堀越さん
ブリーチ毛やデザインカラーの履歴がある場合のように、できるだけ慎重に触りたい髪には、新しく発売された『ウトエト コスメストレート C/A』が頼りになりますね。パーマ落としといった、低アルカリ・高還元が求められる場面にも対応しやすい。実際に使ってみても“ちゃんと伸びるのに安心感がある”という感覚で、スタッフの評判も良いんです。

ウトエト コスメストレート C/A
pH5.8、アルカリ度0、総還元力※6.5。アルカリフリーの弱酸性設計ながら還元力を確保し、ブリーチ毛・ハイトーン毛・既ストレート毛・エイジング毛といった複雑履歴に対応。負担を抑えつつ、やわらかな質感へ導くことができる。

nanakoさん
質感って、お客さまの満足度にすごく直結するんです。だから私は、ちゃんとかかることと同じくらい「傷んで見えないか」「手触りが落ちていないか」を気にしています。その点、『ネント』を組み合わせると、ストレートでもパーマでもしっとり感や収まりを補いやすい。特に熱を使う施術では、仕上がりの見え方を底上げしてくれる存在ですね。

ネント
ケラチン系処理剤の『マルチリペアローション』、アルカリ・pHの調整をする毛髪保護クリームの『チューニングクリーム』、CMC系処理剤の『ボンドプレップミスト』の3種類をそろえた、施術品質を支える処理剤ライン。

[使用薬剤]
ウトエト コスメストレート C/N
ウトエト カール C/N
ウトエト コスメストレート C/A
ネント チューニングクリーム

もともとのクセが生きる、やわらかさのあるニュアンスパーマを目指しました。細毛でカールが付きやすいため、ブリーチ履歴のない部分も『チューニングクリーム』で減力し、ダメージを抑えながら質感づくりを重視。ベースの髪質に応じて配合の割合を変えて反応を調整すると、より狙い通りに仕上げやすくなります。
細毛で猫っ毛、ややクセのある髪質。1年前に全頭ブリーチの履歴があり、やわらかさは表現しやすい一方で、ダメージへの配慮が必要な状態。クセを生かしながら、無理なく質感を整えることが求められるケース。
ベース
(既ブリーチ部分以外)

既ブリーチ部分

ブリーチ履歴部分をていねいに塗り分けてロッドオン。50度・55度・60度で各3分ずつ加温後、クーリングして2剤塗布。水洗して仕上げ。

[使用薬剤]
ウトエト コスメストレート C/A
ウトエト コスメストレート C/LA
ウトエト コスメストレート C/H
ネント マルチリペアローション
ネント チューニングクリーム
クセをしっかり伸ばしつつ、やわらかさとツヤを感じる仕上がりを目指しました。アルカリフリーの『C/A』をベースに、アルカリ剤にアルギニンを採用している『LA』を組み合わせ、低アルカリでも還元力を確保。硬毛なら『C/A』は使わず『C/LA』と『C/H』のみで、より複雑な履歴やエイジング毛はダメージに応じて『C/A』の分量を増やします。

細毛でやや硬毛、毛量は多め。高明度カラーを繰り返しており、半年に一度は縮毛矯正も施術しているため、見た目以上に繊細なコンディション。内側のうねるクセが強いため、伸びを求めつつ、質感への配慮が欠かせないケースだ。
前処理

ベース

1剤を全頭に塗布し10分放置。軟化チェックし、ネープなど癖が強く軟化が甘い部分にのみ『コスメストレートC/H』を重ね塗りして+5分放置。塗り分けではなく重ね塗りをすることで手間をかけずに軟化と還元をコントロール。水洗&ブロー後、180℃のアイロンを通して2剤を塗布し、水洗して仕上げ。
株式会社ナプラ Tel.0120-1897-00