
美容師の提案の、あくまで「一部」として捉えられてきた、前髪と眉毛のデザインの連動性。だがそこには、無視すべきではない重要性があるのをあなたはご存じだろうか。本企画では、その技術体系の輪郭を浮き彫りにしていく。2つのテクニックを組み合わせた「バングアイブロウメソッド」、ここに爆誕!
解説:高木達也 [ROSE]
アイブロウもバングと同様、細かな条件を満たしていくことで、イメージをつくり分けることができる。ここではその方法を学び、ヘアデザインと自在に組み合わせられるようにしよう。
はじめから読む…
その1|バングアイブロウメソッドの考え方

構成要素・成立条件
極端なイメージに寄せないために「ストレートアーチ」を使用する。色は7〜11レベルが理想。この状態に整えておくと、メイクで他のイメージにもコントロールしやすい。現在、最も求められている王道のアイブロウデザイン。

位置取りのコツ
ストレートアーチの基本的な位置取りを満たしてつくれば、そのまま「ナチュラル」の眉になる(赤線含む)。口角〜目尻〜眉尻が一直線に並ぶようにし、眉山の位置を黒目と目尻の中点に調整。

構成要素・成立条件
直線を強調するために「ストレート」をベースにする。眉尻は短めにし、若々しく。色は11レベル以上にして軽さを出す。基準よりもやや細く仕上げ、清潔感と親しみやすさ、若さを表現。

位置取りのコツ
眉尻の位置を「ストレート」のセオリー通りにつくるのではなく、口角〜目尻の延長にもって来ることで若く見せることができ、細めの縦幅とのバランスも良くなる。

構成要素・成立条件
曲線を強調するために「アーチ」を採用する。カラーは11レベル以上が理想。眉の縦幅を基準よりも短く設定し、やや細眉にするのがポイント。アーチの丸みと相まって、かわいらしさ、幼さ、若さを表現できる。

位置取りのコツ
眉の縦幅を細くつくる「キュート」だが、位置取りに関しては、基本と同様。眉尻の位置は口角と目尻を結ぶ線の延長上に設定し、眉山は黒目の外側ギリギリの位置にくるようにする。

構成要素・成立条件
曲線を程よく強調するために「アーチ」をベースにする。眉尻は長めにし、落ち着いた印象に。色は4〜7レベルの「深めカラー」が理想。太さは標準より少し太めで、少し角度を付けることで大人っぽい上品さをつくる。

位置取りのコツ
「アーチ」の基準から2カ所、位置取りを変更。眉尻は小鼻と目尻を結ぶ線の延長上に設定。眉の角度を、基準よりも少し上げる。

構成要素・成立条件
直線を強調するために「ストレート」をベースにする。ストレートならではの長め眉で、落ち着いた印象に。また輪郭をはっきりさせることで、シャープさも出せる。色は4〜7レベルの濃いカラーが理想。太さは標準通り。

位置取りのコツ
位置取りは全て「ストレート」の基準通り。小鼻と目尻を結ぶ線の延長上に眉尻を置き、目尻の高さに眉山をつくる。すなわち、ストレートをそのままつくるとクールになる。

そろえたい道具は8種類。
基本的な施術の流れは下の通り。ポイントは、自眉を理想の形にあわせてカット→足りない部分の描き足し→色の設定、の順で行うこと。カットは、シザーズで先に大まかな形をつくっておくと失敗が少ない。
パウダーメイク
⇓
シザーズで眉カット
⇓
シェーバー
⇓
アイブロウペンシル
⇓
眉マスカラ(色合わせ)

次回は…(5/18公開予定)
バングアイブロウメソッド入門
その7|バングアイブロウメソッドの実践|Case1
はじめから読む… その1|バングアイブロウメソッドの考え方