
主催:NPO法人美容週間振興協議会、全国美容週間実行委員会 日時:2026.7.27(大阪)/2026.8.16(東京)
NPO法人美容週間振興協議会(理事長:瀧川裕史)および全国美容週間実行委員会(第48代実行委員長:黒木利光)は、2026年7月と8月、児童養護施設や母子支援施設などの子どもたちを対象とした美容師職業体験イベント「SPROUT(スプラウト)」を大阪と東京の2会場で開催した。
2024年度からスタートした本取り組みは、美容週間SDGs委員会と各地区委員会が協働で展開している施策である。家庭環境に関わらず、社会的支援を必要とする子どもたちへ美容の仕事の魅力や可能性を体験を通して伝え、将来の選択肢や夢を持つきっかけづくりを目的としている。
8月18日に「きくや美粧堂青山スタジオ」で開催された東京会場には、児童養護施設、母子支援施設、不登校支援NPO団体から11名の子どもたちが参加。トップサロンで活躍するスタイリストらボランティア美容師8名が指導にあたった。
児童養護施設で11年間過ごした経験を持ち、現在モデル・タレントとして活躍する田中れいか氏が登壇。「なりたい自分になるために挑戦を続けてきた」と自身の体験を交えたメッセージを子どもたちへ届けた。


黒木利光実行委員長によるデモンストレーションの後、子どもたちはウィッグを使用したブリーチのホイルワークなど、実際のサロンワークに近い技術に挑戦した。

渋谷美容専門学校の住田知之校長が登壇し、美容業界の現状や美容学校での学びについてユーモアを交えて解説。子どもたちの進路選択に役立つ情報を提供した。
子どもたち:
「難しかったけど楽しかった」
「将来は美容師になりたい」
「ウィッグを記念に持って帰りたいぐらい楽しかった」
参加美容師:
「子どもたちが夢中になって瞳をキラキラさせている姿に感動した」
「やりがいを感じた」
「思った以上に、子供たちが喜んでくれ、よかった」

7月27日には、黒木委員長が以前からボランティアカットを行ってきた大阪府島本町の児童養護施設「遥学園」にて体験会を実施。中高生約20名を対象に、カット・ヘアアレンジ・ネイルの体験ワークショップが行われた。
11名の美容技術者が参加し、各チームに分かれて親身に指導を実施。阪神委員会の市場朱実地区委員長と大阪モード学園の小澤克朗施設長からは、美容師になるための具体的なステップや働き方についての講話が行われた。
市場朱実地区委員長は「美容に興味を持ってもらうだけでなく、『どうすればなれるのか』『どこに相談すればいいのか』といった具体的な進路・将来の夢へつなげていくサポートが重要。地域に根ざした行動で美容業界として貢献していきたい」とコメントした。
美容週間SDGs委員会では、今後も「美容の力」を通じた社会貢献活動を拡大予定である。今年11月には、大阪市内にて不登校の高校生を対象とした美容体験イベントの開催を計画している。
業界全体で社会的課題に向き合い、未来の美容師や美容ファンを育む「SPROUT」の取り組みに、今後も注目が集まる。