
美容業界で最も情報感度が高いともいえる美容学校生。彼らに「あなたの憧れの人は?」という問いを投げ掛け、名前が多く挙がった美容師をクローズアップ! 次世代が支持する理由を裏付ける、新しい仕事観を探る。
photo:Shogo Takebayashi
Q1 SNSをうまく活用するために重要なことは?
A1 結果を出すために必要なのは、継続力と探究心。アイデアがあっても続けなければ広まらないし、伸びない投稿を機械的にアップしても意味がない。そして、それは技術においても同じで、探求心を持って技術習得に取り組み続けてこそスキルアップがかなう。この2つはSNSに限らず、美容師としてすごく大事なことだと思います。
Q2 SNS投稿を作成する際のポイントは?
A2 誰もやっていない魅力的な投稿が理想。でも、今はさまざまな投稿が出尽くしていて難しいですよね。なので、違う業種でバズった投稿を美容師の視点に落とし込むのがおすすめです。うまく活用できたら、美容業界では先駆者になれますから。僕はRIZAPのCMから着想を得たビフォーアフター投稿をつくったことがあります。
Q3 サロンの代表として大切にしていることは?
A3 スタッフとのコミュニケーションです。食事をしながらなどリラックスできる環境で、会社の理念やマインドを改めて伝えたり、スタイリストデビューしたスタッフのお祝いをしたり。若いスタッフは僕の言葉を負担に感じてしまう可能性があるので、誘い方などは気を付けるようにしています。また、僕が伝えたことを、少し下の世代のスタッフが新人たちに伝えてくれるような流れをつくることも大切だと思っています。
Q4 自分独自の感性はどのように磨くもの?
A4 「好き」を解明することですかね。僕は何においても、洗練されたきれいなものが好き。ゲームでいうと『FINAL FANTASY』のような。だから自分のつくるヘアスタイルも、ラインやシルエットの緻密さ、美しさに徹底してこだわっています。自分が好きだと感じるものが、なぜ美しく見えるのかを突き詰めて考える。それをヘアスタイルに落とし込むことで、美容師としての独自の感性が磨かれるのだと思います。
Q5 これから目指す美容師像は?
A5 優れたデザイナーであり、世界への発信力がある人。日本の美容を世界に広めることが自分の使命だと思っているからこそ、SNSのフォロワー数はまだまだ増やしたい。でもSNSだけに特化した美容師にはなりたくありません。センス、技術、知識、全てにおいて三つ星のクオリティーを持っていたいです。
今回協力してくれた学校は… 日本美容専門学校
※本記事は、月刊『HAIR MODE』2025年9月号から転載した記事です。