
医者が薬の効能と副作用を患者に説明するように、美容師は、薬剤・薬液が髪や頭皮、体全体へ与える影響を熟知し、対策を講じ、お客さまに伝える責任がある。ストウ先生と一緒に、生物学的な視点からサロンワークをひもといてみよう!
解説・監修:須藤政浩[バイオプロポーザー]

――先生は、「疲れていたから眠くなったわけではない」とおっしゃいましたが、ではなぜ、お客さまは眠くなってしまったのでしょうか?
ストウ それはズバリ、ヘアカラーをしたからです!
――えー!! そんなことってあるんですか?
ストウ 正確に言えば、頭皮に付着したヘアカラー剤が、頭皮の感作に反応したからです。ヘアカラー剤は体にとっては〝異物?。いくら頭皮が健康な状態でも、それが付着すれば”刺激”となり、免疫細胞が騒ぎ始めます。
――なんだか、大それた事態になってきました!
ストウ 免疫細胞は「攻撃された皮膚を修復せねば!」と、細胞分裂を促します。しかし、細胞分裂は睡眠中にしか起こらない。だから、脳は血糖値を下げて眠くなるように誘導する、というわけです。また、血糖値の低下は体のだるさにもつながります。
――今まで「リラックスしているから、お客さまは眠くなったんだ」と思っていました……。お客さまにとって癒しの空間であるべき美容室で、なんたること! ストウ先生、何かできることはないのでしょうか?
ストウ あめをなめてもらうといいですよ!
――あめ……ですか?
ストウ あ、信じていませんね! あめのパワーは馬鹿にできませんよ。糖分がすぐに血液に吸収されて、血糖値を上昇させます。つまり、ヘアカラー施術中や施術後にあめをなめれば、血糖値の低下を抑制し、疲れにくくしてくれるのです。
――あめは偉大ですね! これなら明日からすぐに実践できそうです。他に、ヘアカラー施術時に気を付けるべきことはありますか?
ストウ 特に生理前や生理中は、頭皮が敏感になり、発疹などが出て薬剤がしみやすい時期なので、注意が必要です。
――でも、お客さまが生理中かどうかを、口頭で確認するわけにはいかないし……。
ストウ 生理になると、体内のエストロゲンという物質が減少し、常在菌が活発になります。だから、にきびやヘルペスができやすくなるのですが、それは頭皮でも同じこと。顔と頭は1枚の皮でつながっているので、お客さまの顔に、にきびなどを見つけたら、頭にも発生している可能性が高いと考え、いつもより丁寧に、確認した方がいいでしょう。
――もし発疹を見つけたら、どのように対処すればいいでしょうか?
ストウ ヘアカラー用の保護クリーム、または薬局などに売っているワセリンを塗りましょう!
――ヘアカラー施術後にすべきことはありますか?
ストウ 頭皮が乾燥しているはずなので、お客さまには、頭皮用化粧水などを使ってしっかり保湿することをおすすめしましょう。頭皮環境が整えば、ヘアカラーで受けた刺激からの回復も早くなります。顔に使う化粧水でも良いですよ!
――顔は毎日ケアしていますが、頭皮に化粧水とは盲点でした。早速お客さまにも伝えなきゃ!
生命工学を基礎にスキン&ヘアケア製品を開発するバイオプロポーザー。その強みを生かしてつくられた「デュアルビー」シャンプー&トリートメントは、スキンケアアイテムにも使われる「羊水由来幹細胞培養液」を配合。その成長因子が細胞分裂を促進し、新しい皮膚を生成。老化する前の頭皮の状態へと導き、健やかな毛髪が育つ土壌を整える。

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