
新規再来率を高めるためには、何に取り組めばいいのだろうか? まずは、どのようにして新規再来率が決まるかについて整理する。
解説:美容の経営プラン編集部
新規再来率を高めるためには、何に取り組めばいいのだろうか?まずは、どのようにして新規再来率が決まるかについて整理する。
新規のお客さまが再来するかどうかを決める要素は、以下の3つ。
事前マッチングとは、デザイン・サービス・空間など、美容室や美容師が提供する価値を求めている=再来しやすいお客さまに、選んでいただくこと。言い換えると、提供する価値を求めない=再来しづらい方に、いかに選ばれないかを考えることでもある。そのために必要なのが、情報開示だ。来店時の満足度は、入店から仕上がりまでに提供するサービスの質が関与する。この要素については、どの美容室も注力しているが、他店との差異化という視点では、技術・デザインに比べ重視されることが少なく、またお客さまとのコミュニケーションがベースであり、感情に直接響く接客・接遇とカウンセリングに注目したい。 次回来店までのアプローチは、全く行わなくても再来する方は再来するが、適切に実施することで、再来率アップに寄与する。最も効果的なのは次回予約である。 この3つの要素を洗い出すことが、新規再来率アップの第一歩だ。

1. 事前マッチング
→ リピートしやすいお客さまだけが反応してくれる
情報を発信する
□ 自らの得意分野や来てほしいターゲット層を絞り込んでいる
□ 得意分野を生かしたデザイン・技術をSNSなどで分かりやすく訴求している
□ 得意分野で競合する他店(他の美容師)ではなく、自店(自分)を選ぶべき特別な理由を発信している
□ SNSでは伝えきれない情報を自社サイトや集客ポータルサイトに掲載している
□ 既存のお客さまが美容室・美容師に関する良い情報をSNS・口コミサイトなどで発信している
2. 来店時の満足度
→ 入店から仕上がりまで、お客さまに関わる全てのサービスの質を底上げする
□ 接客・接遇レベルが近隣他店より高い
□ カウンセリングでお客さまの本当の希望を深掘りできている
□ 深掘りした希望を、技術・デザインによってかなえている
□ リラクセーションメニューが充実しており、居心地が良い
□ 仕上がりがお客さまの想定通り、あるいは上回っている
3. 退店前後から次回来店までのアプローチ
→ 次回来店の確約が王道。美容室・美容師を忘れさせないため、繰り返し接触する
□ 次回予約をおすすめし、予約を獲得している
□ サブスク会員(ヘアカラー会員)制度、部分脱毛メニューなど、複数回の来店を前提としたシステムやサービスを提供している
□ 家でもデザインを再現してもらえるように、ホームケア製品をおすすめしている
□ LINE、会員アプリ、集客ポータルサイト、またははがきなどで「サンキューメッセージ」を送っている
□ 来店してほしいタイミングの手前で「リマインダーメッセージ」を送っている
※本記事は、月刊『美容の経営プラン』2026年2月号から転載した記事です。